【女子ゴルフ】20歳の福田萌維が初優勝 独走から一転、プレーオフ突入も「そんなにうまくいくはずないと思っていた」


福田萌維

福田萌維

◆女子プロゴルフツアー ゴルフ5レディス 最終日(6日、岐阜・ゴルフ5CみずなみC=6531ヤード、パー72)

 首位からスタートした20歳の福田萌維(めい、ニトリ)が1バーディー、1ダブルボギーの68で回り、通算15アンダーで並んだ36歳の木戸愛(めぐみ、日本ケアサプライ)をプレーオフ3ホール目で破り、プロ2年目、通算25試合目で初優勝を果たした。和歌山・岩出市出身の福田は、和歌山県出身選手としてツアー初の優勝者となった。

 木戸は12年のサマンサタバサレディース以来、ツアー史上最長ブランクとなる14年ぶりの復活優勝をあと一歩で逃した。安田祐香(NEC)ら4人が1打差の3位。

 初優勝への道は、やはり、険しかった。首位からスタートした福田は、10番まで6バーディー、ボギーなしの快進撃。その時点で2位の木戸に3打の大差をつけ独走態勢に入った。

 その後、14番ホールから雨が降り始め、17番パー4で試練が待っていた。第1打を左のラフに曲げると、残り171ヤードの第2打を左のレッドペナルティーに入れて1罰打。ダブルボギーをたたいた。

 一方の木戸は13番でバーディー。独走から一転、通算15アンダーで木戸に並ばれた。

 それでも、20歳の福田は落ち着いていた。「前半は余裕を持ってプレーできていましたけど、こんなにうまくいくはずがない、と思っていました。17番でミスした時もまだ練習が足りない、と割り切りができました」

 ミスも折り込み済み。冷静な20歳は、最終ホール、プレーオフ1ホール目、同2ホール目でパーを重ねた。ティーエリアが30ヤード前になり、距離が短くなったプレーオフ3ホール目で第1打をフェアウェーへ。残り92ヤードの第2打をピン手前5メートルにつける、バーディーパットをねじ込んだ。

 初優勝を狙う20歳とツアー史上最長ブランク優勝がかかった36歳の歴史的な勝負は決着した。

 「木戸さんはとても強い選手なので(3ホール目で)終わらせたいと思いました。優勝できて本当にびっくり。まだ、信じられない部分も多いです」と福田は、岐阜の激闘を振り返った。(竹内 達朗)

 ◆福田 萌維(ふくだ・めい)2006年6月18日、和歌山・岩出市生まれ。20歳。9歳からゴルフを始める。岩出中時代はゴルフを中心にしながら陸上部にも所属。100メートル障害で県大会決勝進出などの実績を持つ。宮崎・日章学園高に進学し、3年時の24年11月にプロテストに一発合格。25年はレギュラーツアー9試合に出場し、6回予選落ち。メルセデスポイントランクは117位。今季、大きく飛躍し、6月のヨネックスレディスでは5位に入った。趣味は映画鑑賞。好きな色は緑、白、黒。名前の由来について「兄が『となりのトトロ』(姉サツキ、妹メイの物語)が好きなのでつけられたようです」。167センチ、60キロ。

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