【男子ゴルフ】勝亦悠斗は涙「家族の顔を見たら悔しくて」 1打差2位で初優勝ならず


3番で第2打を放つ勝亦悠斗(カメラ・今西 淳)

3番で第2打を放つ勝亦悠斗(カメラ・今西 淳)

 ◆男子プロゴルフツアー ドラッグストア・コスモスカップ 最終日(4日、静岡・グランフィールズCC=7156ヤード、パー70)

 5打差2位から出たプロ10年目の32歳、勝亦悠斗(コヤマ・ミライエ)は4バーディー、2ボギーの68で回り通算12アンダーで、岩田寛(JCRファーマ)に1打及ばずツアー初優勝はならなかった。ホールアウト後、妻・里沙さん(31)と長女・陽菜(ひな)ちゃん(4)に声をかけられ、涙を流した。「家族の顔を見たら悔しくて。シードが決まってうれしいんだけど、今は悔しいが勝っちゃって」。ツアー自己最高の2位でポイントランキングは31位に浮上。来季シードは確実にしたものの、やはり悔しさが先に来た。

 6打のビハインドで迎えた後半に、差はみるみる縮まっていった。「諦めてはいなかったけど、なにか事件がないとチャンスがないと思っていた。(後半に)寛さんが苦しいゴルフになって、チャンスがあるかなと。頑張ってチャンスにつけたけど、難しいラインが多くて、決めきれなかった」と終盤のプレーを反省した。

 14番のバーディーで4打差に。岩田がダブルボギーをたたいた15番から3ホール連続で2メートル前後のチャンスを作ったが、カップをそれた。18番は外せば負けが決まる6メートルのバーディーパットをねじ込み意地を見せたが、直後に岩田もバーディーを奪い終戦となった。「最後に入れることができたのは成長かなと思う。寛さんは勝ち方を知っているし、入れてくると思っていたので。でも最後に少しプレッシャーをかけられたのは良かった」

 昨季のフェアウェーキープ率は79・283%で、稲森佑貴の10シーズン連続同部門1位を阻止した「シン・曲がらない男」だ。この日も強風の中、安定したショットを繰り出した。「2位を狙いにいったらボギーを打っちゃうと思ったので、ずっとバーディー狙いでピンしか見ていなかった。最後のハーフはパターで気持ちを強く打てなかったことが今後の課題」と口にした。

 これまでのツアーでの自己最高は今年5月の関西オープンの6位で、トップ10は同大会を含め2回しかなかった。「やれるかもしれないって思わせてもらった。飛距離だったり足りないものが多いゴルファーなので、その分ドライバーの安定性やパターで勝負している。ここ何試合か厳しいラウンドが続いていたけど、難しいコースでいいゴルフができたっていうのは自信になった」。コースから車で30分の静岡・富士市出身。地元で浴びた声援も、これからへの力になった。(高木 恵)

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