【米男子ゴルフ】松山英樹「ここは特別」大歓声と拍手に包まれ13年目のシーズン終える


18番のバンカーから2打目を放つ松山英樹 (カメラ・堺 恒志)

18番のバンカーから2打目を放つ松山英樹 (カメラ・堺 恒志)

◆米男子プロゴルフツアー ベイカレント・クラシック・レクサス 最終日(11日、神奈川・横浜CC=7322ヤード、パー71)

 29位で出たツアー通算11勝の松山英樹(LEXUS)は6バーディー、2ボギーの67で回り通算9アンダーで21位だった。1番で第2打をピンにからめてタップイン、2番は奥のカラーから3メートルを沈めて連続バーディーで最終日を出た。7番までに5つ伸ばす猛攻で追い上げるも、後半は停滞。「スタートだけでした」と苦笑いだった。

 6番パー5のティーショットは、狙いとは異なるフェアウェー右サイドへ。2打目で前方に木がせり出す難しいアングルを強いられた。「初日もあそこに行っているので、初日より少し曲げればいい感じかなと思っていた」。スライスをかけた低い球でピン右4~5メートルに運び、2パットでバーディーとした。「前半(をプレーしていた時)は13、14、5アンダーぐらいまで持っていければ、トップの人たちも嫌かなっていう思いはあった。10番まではいいプレーができたと思う。それ以降は4日間とももったいない最後の方だった」と後半のプレーを悔しがった。

 13番(337ヤード、パー4)はティーショットをグリーン左のバンカーへ。2打目は奥へこぼれ、4オン1パットのボギーを喫した。「バンカーショットがミス。ライもよくなかったし、もうちょっと手前に落とす予定だったけど、思ったよりキャリーが出てしまった」。14番の第2打は松山が打った瞬間に風向きが変わり、グリーン左のバンカーへ。思わず上空を見上げた。「本当に風向きが難しかった。こんなに回るものなんだと思いながら回っていた」。ここでもスコアを落とし、後退した。

 松山にとっての米ツアー13年目のシーズンが終了した。今季は2月のフェニックス・オープンの2位が最高。7~8月には4戦連続で1桁順位に入った。米国選抜と世界選抜(欧州を除く)の団体対抗戦、プレジデンツカップを戦い、中1週で迎えた今大会を、腰痛を抱えながら戦い抜いた。今年は月曜日からギャラリーに公開。天候にも恵まれ、連日多くの観客が会場に足を運んだ。「たくさんの方が来てくれてうれしかった。上位にいたらもっと盛り上がると思うんだけど。今日のスタートホールだったり、最後のセカンドだったり、少しは沸かせられたかなと思う」とうなずいた。

 日本のファンが楽しみに開幕を待ちわびる年に一度の米ツアー開催は、松山にとっても特別な一週間だ。「楽しいです」と笑みが漏れた。「たくさんの方の前で、特に日本の方が来てくれている所でプレーできるっていうのはうれしい。年間のツアーで、僕の組が(ギャラリーが)1番多いっていうことは、まずあり得ない。その中でここは特別なので、うれしいなと思う」。取材を終えると列をなすファンの元へ。30分にわたって300人近くにサインをし、コースを後にした。(高木 恵)

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