
初優勝へ1打差2位で最終日に向かう安森一貴(カメラ・高木 恵)
◆男子プロゴルフツアー フォーティネット・プレーヤーズ・カップ 第3日(24日、千葉・成田ヒルズCC=7105ヤード、パー71)
ツアー未勝利の安森一貴(フリー)が4バーディー、2ボギーの69で回り、通算9アンダーで1打差2位を守った。「雨が降っていてグリーンも軟らかくて、昨日よりは簡単になっていたので、もう少し伸ばしたかった」と悔しさをにじませた。
11アンダーの単独首位で迎えた16番で、スコアを落とした。左ラフの左足下がりのライから8番アイアンを握った2打目は目の前の土手に当たり、ほんの数ヤード進んだだけ。「無理に上げようとしたらトップした。もう一番手下げたらよかったいう反省点はある」。4オン1パットを要し、17番パー3は3パットで連続ボギーを喫した。
大阪・堺市出身の28歳。この日ラウンドリポーターを務めた宮里優作が「ツアーで一、二を争うプレーの速さ」と称するスピードプレーヤーだ。「小学生の頃からずっと習ってきた師匠が、めちゃくプレーが速くて。それに慣れてしまった。大阪人なので、せっかちです」。カップラーメンも「ちょっと早い」。3分待たずに、2分でいく。
昨年のバンテリン東海クラシックで1打差の2位に入り、初めてシード選手として今季を戦っている。前週の日本オープンの10位が最高で、現在のポイントランキングは61位。上位65人が得られるシード権争いへ気が抜けない位置にいる。2024年5月に関西学院大学で同級生だったあずささんと結婚。12月には第一子となる長男が誕生予定だ。「おなかが大きいので会場には来られないけど、昨日電話をしたら『頑張って』って言ってくれた」と笑みを浮かべた。
自身3度目の最終日最終組に入った。23年のミズノオープンは3位、25年のバンテリン東海クラシックは2位と順位を上げてきた。知人に言われたことがある。「人に与えられているチャンスの回数は決まっている。それを手にすれば、またチャンスが増える」。プロ7年目の勝機を、つかみにいく。(高木 恵)

