
初日から首位を守り、バースデー優勝に王手をかけた藤本佳則(カメラ・高木 恵)
◆男子プロゴルフツアー フォーティネット・プレーヤーズ・カップ 第3日(24日、千葉・成田ヒルズCC=7105ヤード、パー71)
第3ラウンドが行われ、最終日に37歳の誕生日を迎える藤本佳則(国際スポーツ振興協会)が3バーディー、1ボギーの69で回り、通算10アンダーで単独首位を守り、完全優勝に王手をかけた。ショットに深い悩みを抱えつつ、初日からトップを譲らず最終日を迎えることになったベテランは「不思議でしかたがない」と首をかしげた。
今季取り組んでいるスイングは、状態が悪くなると球がつかまりにくくなる。「そういうのをすべて分かったうえで取り組み始めた」といい、試合中も試行錯誤を続けている。1番でティーショットを右斜面へ曲げ、ボギー発進でつまずいたが、3番で2打目を1メートル半につけて取り返した。12番パー5は第2打を左林に入れた。「ボギーだろうなと思った。距離も測らずに打った」という3打目でグリーンを捉え、2パットのパーでしのぐと、難関18番は2メートルを沈めてセーブした。
36歳最後のラウンドもスッキリしないままだった。ショットのフィーリングは良くない。パットでしのぎ、スコアを作った。「そんなに変わらないというか。まだまだやな、って感じるラウンド。気持ち良く勝負したいけど、なかなか難しい」。この3日間、どうしたって威勢のいい言葉は出てこない。「この調子もすべて自分の実力。それを受け入れながら、今できる一番いい対策とプレーしか、僕にはできない。それに逆に徹している部分はある」
過去3勝中2勝は逃げ切りで挙げている。トップから4打差に20人がひしめく大混戦のリーダーとして、残り18ホールへ向かう。「本当に団子状態なので。たまたま1打リードがあるだけ。明日いいプレーをした人間が勝てると思うので、いいプレーができたらいいですね…願望!」。最終日の25日は37歳の誕生日。「バースデーV? できたらいいですね。これも願望!」。13年ぶりの復活優勝を遂げた関西オープン以来となる今季2勝目で、新たな一年の始まりを彩る。(高木 恵)

