
8番、ティーショットを放つ桂川有人(カメラ・横尾 紗知)
◆男子プロゴルフツアー バンテリン東海クラシック 最終日(1日、愛知・三好CC西C=7300ヤード、パー71)
3位で出た桂川有人(28)=国際スポーツ振興協会=が逆転で前週の欧州ツアー、ジェネシス選手権から2週連続優勝を飾った。7バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの67をマークし通算12アンダー。大のプロレス好きは新日本のYuto―Ice(ユウト・アイス)ばりの「感じろ」をプレーで実践し、地元で涙の凱旋Vを果たした。日本ツアーは24年のISPSハンダ欧州・日本トーナメント以来となる通算3勝目。
故郷の大歓声が染みた。桂川の目に涙が浮かんだ。18番。左奥10メートルの下りをねじ込みバーディーで締め、並んでいた田中を振り切った。「全くラインが分からなかった。『今感じているものを信じよう』と思ったのが入ってくれた。グッと来るものがあった」。両拳を握り喜びをかみしめた。
16番パー3でのダブルボギーからよみがえった。グリーン右に曲げた第1打は急斜面のラフで止まった。2打目はクラブヘッドが球の下をくぐり、まさかの空振り。「そうなるか。それもあったか」。想定外のミスに動揺もした。
最近の推しはYuto―Ice。ファンクラブにも入っている。決めぜりふの「感じろ」を一打に込めた。「すごく刺激をもらっている。ただ感じろと。まさにその通りの試合だった」。ファイターはまたすぐに海を渡り、欧州ツアーのアブタビ選手権(5日開幕)に挑む。(高木 恵)

