横浜ゴム「スーパー・エッグ・ドライバー・ロングスペック」が発売


スーパー・エッグ・ドライバー・ロングスペック

スーパー・エッグ・ドライバー・ロングスペック

 横浜ゴムのプロギアから、高反発ヘッドと軽量長尺シャフトで飛ばす「スーパー・エッグ・ドライバー・ロングスペック」(金エッグ・ドライバー・ロングスペック)が15日に発売された。昨年10月に高反発ドライバーの到達点として売り出され、大好評となった「スーパー・エッグ」の2代目モデル。50代ゴルフ好き記者が、より飛びを追求したというクラブを千葉・山武市にあるハイグレードなラフォーレ&松尾ゴルフ倶楽部で試してみた。

 ヘッドスピードの落ちたシニア世代には願ってもないクラブが発売されると聞き、弊社ゴルフ用品担当に試打できるよう頼んだ。2代目の金エッグ・ドライバー・ロングスペック(以下、金エッグ・ドライバー)は、その名の通り前モデルより1インチ長くして46・75インチとし、より飛びを意識して設計。その分、ヘッドを約3グラム軽くしているが、性能は通常モデルをそのまま引き継いでいるという。

 1番、531ヤードのロングホール。試したのはシャフトM―40(SR)のロフト角10・5度。ティーグラウンドで軽く素振りをしてみたが、長尺という違和感はなかった。本番も力まないよう振り抜くと、しっかりつかまってやや打ち下ろしながら260ヤードを計測。比較のため自前のドライバー(ルール適合)でも打ったが、ヒットしたものの245ヤードと差は明らかだった。

 424ヤードの4番ミドルホールでも比べてみた。まずは金エッグ・ドライバーから。ボールはきれいな放物線を描き、右側のクロスバンカーを越えるビッグドライブ。悔しいことに自前のクラブではクロスバンカー手前とあって、またも15ヤードの差がついた。

 長尺と聞いてすぐ頭に浮かんだのが、振りにくさや重さだった。しかし、ヘッドの軽量化でそんな不安は解消されていた。長尺でもやさしく上がってつかまりを良くするため、シャフトの剛性分布再設計したということにも、試してみて納得させられた。

 ドライバー同様のコンセプトを持った高反発の「スーパー・エッグ・スプーン」(金エッグ・スプーン)も同時に発売された。こちらも1番ロングホールの第2打で使ったが、210ヤード(シャフトM―40)と確かな飛びを証明してくれた。

 性能に加え、見た目にも魅了された。ヘッドとシャフトにシャンパンゴールドを配したデザイン。高級感が際立ち、まさに大人のクラブという感じだ。一度振ってみれば分かる。シニア層なら必ず購買意欲をかきたてられる逸品だ。

 ◆スーパー・エッグ・ドライバー・ロングスペック

 ▽ヘッド体積 460立方センチ▽ロフト角 9.5、10.5、11.5度▽シャフト M―40(SR)、M―37(R)、M―35(R2)▽長さ 46.75インチ(M―35のみ46.25インチ)▽総重量 282グラム(M―40)、281グラム(M―37)、279グラム(M―35)▽価格 12万円(税別)。

 ◆スーパー・エッグ・スプーン

 ▽シャフト M―40、M―37、M―35、M―30(L)▽価格 7万2000円(税別)。