リオ代表・大山、首痛OKパットOK航空券OK!不安一掃3差


4番、ティーショットを放つ大山志保

4番、ティーショットを放つ大山志保

 ◆女子プロゴルフツアー 大東建託・いい部屋ネットレディス第1日(29日、山梨・鳴沢GC=6587ヤード、パー72)

 首痛などで10週ぶりの国内ツアー出場となったリオ五輪代表の大山志保(39)=大和ハウス工業=は4バーディー、3ボギーの71で回り、首位と3打差の1アンダー19位につけた。不安材料だった首も「痛みはなかった」と語るなど、五輪へ復調をアピールした。金田久美子(26)=スタンレー電気=、笠りつ子(28)=京セラ=ら4人が68で回り、4アンダーで首位に並んだ。

 首痛、パッティング、航空券…。大山の五輪への不安材料は、すべて吹き飛んだ。この日は痛み止めをロッカーに忘れ、飲まずにスタートしたが「思いきり振っても痛くなかった」とそのまま最後までプレーした。

 「ずっと悩んでいた」というパッティングは、3番で5メートル、9番で7メートルを沈めるなど「感覚がよくなった」。前日(28日)にパターのシャフトを1・5インチ(約3・8センチ)伸ばして34・5インチとし、「(姿勢の)前傾が浅くなって(ボールの)近くに立つことで、ヘッドの安定感が増した」という。

 心配していたリオ行きの航空券も28日夜に届いた。8月8日に米ヒューストンへ出発し、当地で練習後、11日にリオ入りする。

 スタート時には「リオ五輪代表選手の~」と選手紹介され、「びっくりした。変なショットはできないなと思った」。日本代表として、リオへの準備を着々と進めていく。(勝田 成紀)

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