◆女子プロゴルフツアー マンシングウェアレディース東海クラシック第2日(17日、愛知・新南愛知CC美浜C、6397ヤード=パー72)
首位で出た成田美寿々(23)=オンワードホールディングス=は5バーディー、1ボギーの68で回り、通算12アンダーまで伸ばしたが、首位と4打差の3位に後退した。今季2度目の最終日最終組で、「次に爆発するのは私」と逆転での今季初勝利(ツアー通算8勝目)を目指す。台湾のテレサ・ルー(28)=太陽生命=と2010年大会優勝の韓国の全美貞(33)=眞露=が、16アンダーで首位に立った。
4打差の逆転優勝へ、成田の“爆発宣言”が飛び出した。ルーが63、65、全が64、64と2日連続でビッグスコアを叩き出す一方、初日64の成田は68と足踏みした。それでも事実上3人に絞られた優勝争いで、気後れすることはない。「2人は2日連続で爆発しているので、3日連続はない。次に爆発するのは私。1日置いておいた私の勝ちかな。へへへ」と高笑いした。
調子は悪くない。「ショットもアプローチもいい。初日に入った(4~5メートルの)パットが入らなかっただけ。(上位)2人は置いといていいプレーが出来た」と手応えも感じている。ただ「4打差はギリギリの逆転ライン」と厳しい現状も分かっている。「最終組なので優勝を意識しないわけにはいかない。ハイスコア戦に持っていけば勝機はある」。最終日の“爆発”で、実力者2人を一気にまくる腹づもりだ。(勝田 成紀)