加瀬秀樹、マークセン、三好隆が首位スタート…シニア選手権


 ◇男子プロゴルフシニアツアー富士フイルムシニア選手権 第1日(3日、千葉・ザ・カントリークラブ・ジャパン、7022ヤード=パー72)

 秋晴れの下、69選手が参加して行われ、加瀬秀樹(56)=アイテック=が1イーグル、3バーディー、1ボギーの4アンダー、68で回って、賞金ランク首位独走のプラヤド・マークセン(50)=タイ=、三好隆(65)=タニヤゴルフ=と並んで首位スタートを切った。

 芹澤信雄(56)=TSIグルーブアンドスポーツ=、13年全米プロシニア王者・井戸木鴻樹(55)=小野東洋GC=が1アンダーの11位で続く。羽川豊(58)=フリー=はイーブンパーの18位、14年大会王者の室田淳(61)=長寿の里=は1オーバーの28位、中嶋常幸(62)=トミーカンパニー=、牧野裕(60)=新昭和=は2オーバーの39位で滑り出した。

 倉本昌弘・日本プロゴルフ協会会長(61)=フリー=、昨年大会覇者の渡辺司(59)=セガサミーHD=は3オーバーの48位。大会ホストで日本ゴルフツアー機構(JGTO)会長の青木功(74)=フリー=、尾崎直道(60)=フリー=も4オーバーの55位と出遅れた。湯原信光(59)=岡藤HD=は上臀筋剥離のため、10ホール終了後棄権した。3793人のギャラリーが詰めかけ、シニアプロの熟練の技に大声援を送った。

 加瀬秀樹(最終18番のバーディーで首位に並んで、2日目はマークセンと同じ最終組に入り)「(今秋に後援競技で2勝を挙げるなど好調で)ゴルフが楽しくなってきた。マークセンと最終組で回りたかった。どんな動きをするのか見てみたい。ガチ勝負だな」

 青木功(JGTOの会長としての激務もあり、今季はシニアツアーまだ2試合目。76でエージシュートはならずも終始笑顔でプレー)「スコアがどうのより、ゴルフ場で試合が出来ることがうれしい。2日目はもう少しいいゴルフが出来るかもしれないな」

 マークセン(この大会が自身の日本最終戦となり、優勝すれば賞金王が確定する)「新しいパターを使ったが、ヘッドが重く、下りのパットがうまく打てなかった。2日目は今まで使い慣れた軽い方のパターを使ってスコアを伸ばしたい」

 三好隆(最終18番パー5でイーグルを奪うなど68で、シニアツアー4年ぶり8勝目に好発進)「風邪気味で体調が万全ではなかった。そのせいで欲張らず、力が抜けて良かったのかな? 明日もこの調子で…」

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