上田桃子、地元・熊本の復興を象徴する大会に


プロアマ戦でバーディーを祝福する上田桃子

プロアマ戦でバーディーを祝福する上田桃子

 女子プロゴルフツアーのKKT杯バンテリンレディスは14日から3日間、熊本・熊本空港CC(6452ヤード、パー72)で行われる。昨年は大会前日の地震で中止に。熊本出身で当時の恐怖を知る上田桃子(30)=かんぽ生命=、笠りつ子(29)=京セラ=、有村智恵(29)=日本HP=は、プロアマ戦で最終調整し、2年ぶりの地元開催のツアーで復興を象徴する大会にする。

 熊本市内の実家で被災した上田は「復興しきれているわけではない」とした上で、町の雰囲気を肌で感じ「熊本の人はそんなに弱くなかった。それに恥じないように頑張らないと」と、1年で前に進んだ県民に元気をもらった。菊池郡出身の笠は上田との同組で「ベストを尽くす」と全力プレーを宣言。上益城郡嘉島町の実家で被災した有村も「皆さんの姿で前向きになれた。冷静にいきたい」と地元を盛り上げる。(浜田 洋平)

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