◆報知新聞社後援 女子プロゴルフツアーメジャー第1戦ワールドレディス サロンパスカップ第1日(4日、茨城・茨城GC西C=6670ヤード、パー72)
「セクシークイーン」と呼ばれる韓国のアン・シネ(26)が日本デビュー。1バーディー、4ボギーの3オーバー53位と出遅れたが、ホールアウト後は約40分間、約500人にサインする“神対応”を見せた。「将棋女子」の原江里菜(29)=NEC=は4バーディー、2ボギーの70で回り、首位に2打差の4位。悲願のメジャー初制覇へ好スタートを切った。
「セクシークイーン」が夏日の熱気以上に、色気でギャラリーを熱くさせた。抜群のプロポーションで日本ツアーデビュー初日から注目を集めたアン・シネは53位発進。膝上30センチの黒い超ミニスカートで、早朝から大ギャラリーを引き連れた。17番で2メートルを沈めて初バーディーを奪うと、大歓声に右手を振ってほほ笑んだ。ただグリーン上で苦しみ18番、5番とも3パットのボギー。「緊張で実力を発揮できなかった。グリーンからティーまで拍手が絶えなくて『ありがとう』を1000回くらい言いたい気持ちです。ギャラリーのマナーの良さに感動しました」と振り返った。
ホールアウト後はサインを求めて長蛇の列ができた。観客がフェンスを押すなどの小競り合いが起き、一度は運営側が数分で打ち切った。だが本人の意向で約40分間、並んだ約500人全員に笑顔でサイン。優勝した昨年10月の日本オープンで1時間近くサインを続けた松山英樹(25)=LEXUS=級の神対応だった。「今日で気分が楽になったので、明日はたくさんバーディーを取りたい」。ピンクのミニスカートを着用予定の2日目に、猛チャージを予告した。(榎本 友一)