女子プロゴルフで日米通算24勝の宮里藍の今季限りでの引退表明について、アマチュア時代から切磋琢磨してきた親友の横峯さくらが、自身の公式ブログで「おもいで」と題して思いをつづった。
「最大限の敬意をもってお話しさせていただきたかったので」と、自身が出場し、52位で終えた米女子ツアーのボルビック選手権の最終ラウンド後(日本時間29日未明)に言葉をつむいだ。
冒頭で「藍ちゃんから引退の話を聞いたのは去年の年末です」と明かすと「すごくビックリし寂しさがこみ上げてきました」と振り返った。2人が初めて会ったのは「9歳か10歳のとき」でアマ時代からしのぎを削った。2人は日本ツアーで、ライバルとして女子ゴルフの人気をけん引して一時代を築き「今はアメリカツアーで一緒に戦っています」。日本ツアー通算23勝を挙げたさくらが、15年シーズンから主戦場を移し、06年から米ツアーで戦っていた藍と共闘。「すごく気にかけてくれて色々なことを教えてくれました。そんなにサポートしてくれるの!ってぐらい英語もアメリカの文化もわからない私に本当に優しく接してくれました」という。
20年以上の親交がある。「1番の思い出は、2014年に日本代表として参加したインターナショナルクラウンのマッチプレーで、コンビを組んでプレーしたことです。今考えると2人であんなふうにプレーできたことは夢のような時間だったなと感じています」と明かした。そして米ツアー未勝利のさくらは「アメリカツアーというタフな環境で10年以上も戦い続けてきた、強さと優しさを持つ藍ちゃんを心から尊敬しています」と率直な思いも打ち明けた。
さらに「藍ちゃんと友達になれたこと。同じときにゴルフができたことは、私にとってとても大切な宝物です」と感謝の言葉をつづった。最後は、藍の引退後も不変の友情を約束して締めくくった。「これからの人生でも藍ちゃんとたくさんの思い出をつくっていけることができたら嬉しいです。お互いがおばーちゃんになって、たくさんの思い出話ができたら嬉しいな! 今シーズン残りの試合もお互い頑張ろうね」。