五輪競技対策本部の倉本昌弘・強化委員長(61)は29日、都内で宮里藍に20年東京五輪で女子日本代表のコーチ就任を打診する考えを明かした。会長を務める日本プロゴルフ協会の会見で語った。
倉本委員長は「藍ちゃんの存在なくして、今の女子ゴルフの隆盛はない」と功績に敬意を示し「我々としては女子のコーチになってほしい。(ヘッドコーチの)丸山(茂樹)君と2人でやってもらえたら」とラブコールを送った。「区切りがついたらやってほしい。女子の候補選手は彼女からいろいろなものを学びたいはず」と本人の決断を待つ。
藍は引退会見で「先のことは頭にない」とする一方で「何かできることがあれば積極的にやらせてもらいたい」とも語った。人望、実績はもちろん、国際的知名度も抜群。藍への期待は大きい。(岩原 正幸)