松山、通算9アンダー!全英OPへ弾み


 ◆欧州男子ゴルフツアー アイルランドオープン第2日(7日、ポートスチュワートGC)

 首位と3打差の9位で出た世界ランク2位の松山英樹(25)=LEXUS=は6バーディー、2ボギーの68で回り、通算9アンダーとした。海外メジャー・全英オープン(7月20~23日、ロイヤルバークデールGC)の前哨戦となる大会で弾みをつける。63位で出た谷原秀人(38)=国際スポーツ振興協会=は7バーディー、ボギーなしの65で回り、通算9アンダーで大幅にスコアを伸ばした。

 松山が地力の高さを示した。前半はイーブンで足踏みしたが、後半は5番からの3連続バーディーを含む5バーディーで9アンダー。第1ラウンド(R)終了後は「調子は20%ぐらい。状態はすごく悪い」と不満だらけだった中でスコアを伸ばし、世界ランク2位の力を見せつけた。

 例年、強風や悪天候になる2週後の全英オープンをにらみながら英国の海辺のコースをラウンド。第1Rは暗い空ににわか雨と“本番”に似た条件にも「思ったほどひどくならなかった」と意に介さず。第1Rで出場156人中11人しかバーディーを取れなかった最難関ホールの18番でバーディーを奪うなど、パーオン率は全体1位の94・4%とショットがキレキレ。「少し余裕ができた。しっかり伸ばしていきたい」と第1R後に話していた通り、初出場の欧州ツアーで勝利を目指す姿を見せた。

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