◆米男子プロゴルフツアー世界選手権シリーズ ブリヂストン招待第2日(4日、米ファイアストーンCC)
15位から出た松山英樹(25)=LEXUS=は67で回り、通算4アンダーで首位と3打差の3位に浮上した。7アンダーでジミー・ウォーカー(米国)が単独首位。小平智(27)=Admiral=は4オーバー52位、谷原秀人(38)=国際スポーツ振興協会=は5オーバー62位。今大会は予選落ちなしで4日間争われる。
世界ランキング1位のD・ジョンソン、6月の全米オープンを制したケプカ(ともに米国)という注目のペアリングで、松山が主役になった。復調したショットを軸に3つ伸ばし、3打差3位に浮上。「まあ、良かったとは思う」と結果には及第点をつけた。
第1ラウンドで不安定だったティーショットが安定。フェアウェーキープ率は約36%から約64%に上昇。好位置からグリーンを狙えれば、当然ピンに絡む可能性も高くなる。パーオンに失敗したのは3ホールだけ。2打目でグリーンを外した8番パー4では「寄ればいいなと思っていたら入った」とチップインバーディー。小技でも魅せた。
それでも満足はできない。ラウンド後は「フルショット以外のショットが思うように打てていない」と愚痴をこぼした。昨年10月のHSBCチャンピオンズ以来となる世界選手権シリーズ2勝目は十分に手の届く範囲にあるが「そういうのは取ってから話した方がいい」と淡々と話した。