平本世中が東京五輪の開催コースで69単独首位


69の好スコアで初日を終えた平本世中

69の好スコアで初日を終えた平本世中

 ◆ゴルフ日本ジュニア選手権 男子15~17歳の部第1日(16日、埼玉・霞ケ関CC東C、参加116人(男子12~14歳の部、女子12~14歳の部、15~17歳の部=霞ケ関CC西C、参加55人、54人、69人)

 男子15~17歳の部が20年東京五輪の開催コースで行われ、唯一アンダーパーの2アンダー69をマークした平本世中(せいちゅう、17)=厚木北高3年=が単独首位に立った。

 五輪コースでの初の公式大会で、単独首位発進したのは平本だった。得意のアイアンショットで積極的に攻めた。最終18番500ヤードのパー4。残り220ヤードから3アイアンで3メートルにつけてバーディー締め。「雨でグリーンが止まるのでピンを狙った。10位以内には入りたい」と謙虚だった。

 神奈川・相模原市生まれで韓国人の母を持つ。2歳でゴルフを始め「なぜか天気が悪い方が良いスコアが出ることが多い」と笑う。2年前、改装前の東Cで54位。「結構変わっていてビックリした。フェアウェーも起伏がある。でも、OBが少ないし、フェアウェーが広いので自分に向いている」と五輪仕様の改装を“追い風”と捉えている。

 中学時代、大学生だった松山英樹にイベントで偶然、出会った。2ショット写真の撮影を頼み「引き引き伸ばして家に飾ってある。大事な大会の前には眺めます」と平本。09年大会王者で東京五輪代表有力候補の松山より先に、五輪コースで歓喜を味わう。

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