◆米男子プロゴルフツアー ファーマーズ・インシュアランス・オープン第2日(26日、米カリフォルニア州トーリーパインズGC南、北C)
約1年ぶりの復帰戦となったタイガー・ウッズ(42)=米国=は4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの71で回り、通算1アンダー65位で15年8月以来の予選通過。日本勢唯一の出場の松山英樹(25)=LEXUS=は69と伸ばし、3アンダー33位へ浮上した。67で回ったライアン・パーマー(米国)が11アンダーで単独首位。
ウッズがギリギリで予選を突破した。最終9番(パー5)で40センチのバーディーパットを沈め、ツアーでは、10位だった15年8月のウィンダム選手権以来2年5か月ぶりの予選通過。ギャラリーの喝采を浴び「一日中必死で戦った。よく粘れた」と安どの表情を浮かべた。
前日同様にショットが乱れた。フェアウェーを捉えたのは3度だけで、パーオン率も5割止まり。13番で1打目を左の茂みに打ち込んでダブルボギーだったが、折り返しの1番で流れを変えた。12メートルのバーディーパットを沈め「あれで後半は前向きにプレーできた。長く実戦から離れていたから、感触を取り戻している最中。パットと寄せは素晴らしかった」と小技には手応え。「あとはショット」と決勝Rをにらんだ。
◆松山、69で突破しホッ
終盤に2バーディーを奪って69と伸ばし「カットラインを気にしながらのプレーだったけど(予選で)落ちなくて良かった」と笑顔で胸をなで下ろした。「最初と終盤は良かった」というショットで6番までに3バーディーも、中盤は乱れて後退。とはいえ15番で難しいバーディーパットを沈めるなど、計25パットとグリーン上でさえた。「(決勝は)しっかりとショットを修正できたらいい」と前を向いた。