◆女子プロゴルフツアー ヨコハマタイヤPRGRレディス第2日(10日、高知・土佐CC)
昨年のプロテストトップ合格のルーキー・松田鈴英(れい、20)=ニトリ=が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算3アンダーの6位へ浮上。最終日4打差逆転で初優勝に挑む。ベストスコア66をマークしたアン・ソンジュ(30)=モスバーガー=が7アンダー単独首位で、1年ぶりツアー通算24勝目に王手を掛けた。
春の日差しの下、明るい笑顔のルーキーが優勝争いに加わった。松田はアイアンショットが好調でパーオンを逃したのは1ホールだけ。12番で4メートル、15番と18番は3メートルにつけて伸ばすなどツアー自己最少タイの68。「ショットは良い感じで(前日3度の)3パットがなかったので、アンダーパーで回れたかな」とスレンダー美女はほほ笑んだ。
昨年トップ合格 身長167センチで平均250ヤードの飛距離を武器に、昨年のプロテスト1位合格。昨季ツアー14戦に出場も、連戦の疲労などで予選通過4度で最高は23位。その反省で今オフは下半身トレに励んでプロテインを取って7キロ増量し、体重60キロに。「終盤のホールまで安定感が出てきた」と実感する。
昨夏プロテスト合格の“花の89期生”だ。前週の開幕戦から7試合連続で通算4賞のプロキャディー・佐藤大輔氏(47)とコンビを組む。「相性が良いのでしっかり成績を残して、賞金シードを取りたい」と松田。黄金世代プロ初のツアーVに挑む。(榎本 友一)