宮里優作に藍さん 小平智に妻・古閑美保さん キャディーでマスターズ“前日祭”盛り上げ


パー3コンテストに古閑美保夫人(右)をキャディーに従えて出場した小平智

 【オーガスタ(米ジョージア州)4日=榎本友一】米男子プロゴルフツアーの今季メジャー初戦、マスターズは5日、当地のオーガスタナショナルGC(7435ヤード、パー72)で開幕。4日は当地で開幕前日恒例のパー3コンテストが行われ、初出場の宮里優作(37)=フリー=は日米通算24勝の妹・藍さん(32)をキャディーに起用した。同じく初出場の小平智(28)=Admiral=は08年賞金女王の古閑美保夫人(35)を起用し、つかの間の“お祭り”を満喫した。

 兄2人の粘り強い説得で藍さんはキャディーを了承。両親、妻、子供2人とともに白いツナギを着てコース内を歩いた。135ヤードの池越えの最終9番。優作は藍さんにティーショットを打つように促した。8アイアンでのショットが池に入ると「ツナギ姿に男子用の重いクラブで。何も準備もしてない中で」と元世界ランク1位の妹を気遣った。

 小平は昨年結婚した美保夫人と参加。9番で8アイアンで第1打を放った美保さんは「最高です。新婚旅行なので。彼には仕事を頑張ってもらって、私は応援も頑張りたい」と満面の笑み。小平も「いい息抜きになったので、明日から思い切りのいいプレーを見せたい」と笑顔でうなずいた。

 ◆パー3コンテスト 1960年から大会前日に開催される恒例イベント。1958年に創設されたオーガスタナショナルGCに隣接する9ホール(1060ヤード、パー27)のショートコースを使用する。日本勢は青木功が75、81年に、中嶋常幸が88年に優勝した。「優勝者は(その年の)本番では勝てない」というジンクスがある。12年には石川遼が妹・葉子さん、弟・航さんをキャディーに起用して回った。今年は2年前に本戦からは引退した、トム・ワトソン(米国)が史上最年長の68歳で優勝した。

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