千葉OP優勝から「中0日」で岐阜OP参戦の石川遼が好発進 1週間で2勝狙う


岐阜オープンクラシックで好スタートを切り、地元メディア、ファンに囲まれた石川

岐阜オープンクラシックで好スタートを切り、地元メディア、ファンに囲まれた石川

 ◆男子ゴルフ  岐阜オープンクラシック第1日(7日、岐阜・各務原CC=6917ヤード、パー72)

 地区競技の千葉オープン(5~6日、千葉・太平洋C成田C)を制した石川遼(26)=カシオ=は「中0日」で、同じく地区競技の岐阜オープンクラシックに出場し、5バーディー、2ボギーの3アンダーをマーク。首位と2打差の8位と好スタートを切った。今平周吾(25)=レオパレスリゾートグアム=と大堀裕次郎(26)=フリー=が5アンダーで首位。

 前日に千葉オープンを通算4アンダーで制した石川は試合後に移動。名古屋市内のホテルに到着したのは午後10時過ぎだった。この日朝は通称「鳥かご」の小さな練習場で調整し、午前10時50分に1番からスタートした。アップダウンが激しくトリッキーなコースで練習ラウンドなしというハンデを背負いながら好プレーを連発。約500人のギャラリーを沸かせた。

 4番パー5は右に大きく曲がる打ち上げの各務原CC名物ホール。「びっくりしました。右ドッグレッグでグリーン手前でさらに右に曲がる」。残り200ヤードの第2打を5アイアンでグリーン左に運び、アプローチを寄せてバーディー奪取。「一度も回ったことがないコースで、ぶっつけ本番の試合は今まで記憶にありません」と苦笑いしながら話すが、高い技術と独特の感性でコースを攻略した。

 次週の男子ツアー国内開幕戦・東建ホームメイトカップ(12~15日、三重・東建多度CC名古屋)へ調子は上向きだ。千葉オープンに続く優勝も十分に視野に入る。8日の最終ラウンドに向けて「1週間で2勝を目指してやりたい」と意欲的に話す。

 現在「ゴルフの祭典」マスターズが開催中。近い将来、オーガスタへ戻るため、石川は、千葉→岐阜→三重で戦う。

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