藍・愛“共演” 宮里藍さんがプロアマ戦で賞金女王の鈴木愛と同組プレー


プロアマ戦を同組でプレーした鈴木愛(右)と宮里藍さんはスタート前に笑顔で記念撮影した(カメラ・相川 和寛)

プロアマ戦を同組でプレーした鈴木愛(右)と宮里藍さんはスタート前に笑顔で記念撮影した(カメラ・相川 和寛)

 女子プロゴルフツアーの今季メジャー初戦「ワールドレディスサロンパスカップ」は3日から4日間、茨城GC西C(6715ヤード、パー72)で行われる。昨年限りで現役を引退した元世界ランク1位の宮里藍さん(32)は2日、プロアマ戦にゲストとして出場し、昨季の賞金女王で今季も賞金ランク首位を快走する鈴木愛(23)と同組でプレーした。

 この日のプロアマ戦は同組の4人がそれぞれティーショットを放ち、第2打以降はカップインするまで最も良い位置のボールを選択する「スクランブル方式」のチーム戦で行われた。藍さんは、マスターズに初出場した兄の優作(37)のキャディーとして大会前イベント「パー3コンテスト」(4月4日)に参加し、最終9番をプレー。優作の男子トッププロ仕様の重いクラブだったため、あえなく“池ポチャ”の憂き目に遭ったが、それ以来、約1か月ぶりの公の場でのプレーで名誉挽回した。スタートの1番パー4では現役時代と変わらないゆったりとした大きなスイングでフェアウェーをキープ。鈴木には約5ヤード置いていかれただけで約250ヤードをかっ飛ばした。2番パー4の第3打、約20ヤードのアプローチではピン50センチにつけて小技のうまさを見せつけた。

 藍・愛コンビは“和気あいあい”。藍さんは1日の前夜祭で「鈴木愛ちゃんに迷惑をかけないようにダブル・アイで頑張ります!」と宣言した通り、さすがの存在感を披露した。パットの名手の鈴木にとっても、かつて「世界一パットがうまい女子プロ」と称された藍さんとのプレーは貴重な経験となった。

 藍さんは大会期間中に多くのイベントに参加する。

 3、4日はサイン会、記念撮影会を開催。5日にはジュニアゴルファー(中学生以下)を対象に「スペシャルジュニアレッスン会」を行う(いずれも詳細は大会ホームページhttp://www.ntv.co.jp/w-ladies/index.htmlを参照)。さらに5日には日本テレビ系列が放送する第3日中継番組にゲスト出演する。

 藍さんは現役時代に、大会を特別協賛する久光製薬とスポンサー契約を結び、今大会には「ホステスプロ」として出場し、思い入れのある大会の一つだった。

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