小祝さくら、自己ベスト65で2度目首位発進


17番、ティーショットを放つ小祝

17番、ティーショットを放つ小祝

 ◆女子プロゴルフツアー 中京テレビ・ブリヂストンレディス 第1日(18日、愛知・中京GC石野C=6441ヤード、パー72)

 ツアー本格参戦1年目の小祝さくら(20)=ニトリ=が7バーディー、ボギーなしの65で回り、アマ時代の16年ニッポンハムレディス以来、2度目の首位スタートを切った。笠りつ子(30)=京セラ=が1打差の2位。昨季賞金女王で今季も賞金ランクトップを独走する鈴木愛(24)=セールスフォース=は左膝痛のため欠場した。

 「黄金世代」と言われる今季のルーキーが、また、存在感を見せた。小祝は最終18番で4メートルのバーディーパットを沈め、プロ転向後、自己ベストの65をマーク。堂々の首位発進を決めた。北海道・飛鳥未来高3年だった16年のニッポンハムレディスでも65で首位発進した経験を持つ20歳は「あの時はまぐれ。ロングパットが入ったり。きょうはショットでいい位置につけてバーディー。(内容が)違いますね」とにこやかに話した。

 昨年7月にプロテストに合格し、今季からツアーに本格参戦。同期にはアマ時代にツアー優勝した勝みなみ、サイバーエージェントレディスで初優勝した新垣比菜、美人プロとしてブレイク中の三浦桃香ら逸材がそろう。しかし、ライバル意識は薄い。「小学生のころからずっと一緒に試合に出ていた。みんなでご飯に行ったりすることが楽しい」とおっとりと話す。ほんわかとした雰囲気を漂わせる“不思議系プロ”はヒロインになる資質を持っている。(竹内 達朗)

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