◆男子プロゴルフツアー報知新聞社特別協力 ミズノオープン第1日(24日、茨城・ザ・ロイヤルGC=8007ヤード、パー72)
2009年大会覇者で7年ぶり出場の石川遼選手会長(26)=カシオ=は2バーディー、4ボギーの74で回り、2オーバーの65位発進となった。10番から出て、462ヤードの12番パー4でボギーが先行。ドライバーで左ラフに入れ、第2打はグリーン左バンカーへ。第3打を2メートルに寄せるも、パーパットをカップ右に外した。
ツアー史上最長となった705ヤードの16番パー5でもスコアを落とした。ドライバーで左の深いラフへ。第2打はフェアウェーへレイアップし、第3打をグリーン右手前の花道へ。ウェッジで左上1メートルにつけるも、パーパットはカップにけられた。
422ヤードの1番パー4は第1打が左バンカーにつかまり、第2打は木に当たってグリーン左の深いラフへ。第3打のアプローチは3メートルオーバー。パーパットを決め切れずにボギーとなった。
この日は510ヤードのティーが使用された2番パー4。ドライバーで右ラフへ曲げるも、アイアンでの第2打をピン手前7メートルへ。それを決めてこの日初バーディーを奪った。今大会で、約2年半ぶりにタッグを組む豪州人キャディーのサイモン・クラーク氏と笑顔で“グータッチ”した。
この日は、4つのパー3全てで手前のティーグラウンドを使うなど、全長7726ヤードの設定となった。石川は「そんなに長い感じはしなかった。ドライバーショットは良かったと思います。アンダーパーでやはり回りたかったですね。アイアンショットがあまり良くなかったので、スコアにつながらなかった。左、左に引っ掛けている感じ。インの方がタフなので、どうしてもボギー先行で、オーバーパーでの折り返しで、なかなかいい流れに持って行けなかった」と振り返った。
今大会は、上位4人が海外メジャー第3戦の全英オープン(7月19~22日、英国カーヌスティGL)の出場権を獲得する。石川は25日の第2ラウンドは午後12時10分にスタート。「我慢したり、耐えなきゃいけないのが大変ですけど、やっていてどっちが楽しいかというと難しい方が良い。対応力が求められる」。ホールアウト後は精力的にショット練習。粘り強く、15年6月の全米オープン以来となる海外メジャー切符取りを目指す。