畑岡奈紗、宮里美香抜き米ツアー日本勢最年少V 挑戦2シーズン目で快挙


 ◆米女子プロゴルフツアー アーカンソー選手権最終日(24日、米アーカンソー州ピナクルCC=6331ヤード、パー71)

 首位タイで出た畑岡奈紗(19)=森ビル=が8バーディー、ボギーなしの63で回り、2位に6打差をつけ、通算21アンダーで米ツアー初優勝を飾った。2012年に22歳で勝った宮里美香を抜いて日本勢最年少の米ツアー初優勝を果たした。日本勢の勝利は昨年4月の野村敏京以来で、10人目となった。

 最終日最終組の重圧を畑岡はあっさりはねのけた。18番パー5は第3打をピンの脇20センチにつける見事なショットで、悠々とバーディーで締めくくった。スコアはこの日最少で、初の米ツアー制覇を21アンダーの大会新で飾った。

 米挑戦2シーズン目。「今年は何度か優勝争いをしてきたが、勝ちきれなくて悔しかった。最後まで攻めるゴルフができて良かった」と、満面の笑みでトロフィーを掲げた。憧れる宮里藍さんが6年前に米ツアーで最後に優勝した大会だ。昨年引退した先輩と同じ舞台でタイトルを手にし「バトンを引き継いで日本を盛り上げたい」。昨季は挫折を味わった次代のエースが攻めのゴルフを貫き、10代の若さで目標を果たした。

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