大相撲の幕内・勢(31)=伊勢ノ海=が27日、女子プロゴルファーの比嘉真美子(24)=TOYO TIRES=と結婚することが分かった。同日、勢が認めた。
「婚約しました。(今後のことは)師匠と相手の方としっかり決めていきたい。徐々に決まりましたら報告していきたい。見守って頂いたらうれしいです」と話した。挙式などは日取り未定だが婚姻届けの提出に関しては偶然にも同じ10月11日生まれということもあり、今年の誕生日が候補に挙がっている。
2人が出会ったのは比嘉が観戦した15年夏場所。知人を通じて知り合い、共通の趣味のカラオケ、ボーリングなどで意気投合。1年後には交際を始め、「ずっとあっている結婚を意識した」と昨年夏頃に勢から「一緒に2人で生きよう」とプロポーズ。比嘉も快諾したという。
勢は相撲はもちろん、美声力士としても有名。特に演歌のうまさには定評があり、カラオケボックスなどを経営する企業から懸賞金がついた。独特の色気があり女性人気も高いが、「ボクのファンは結婚してもついてきてくれると思う。応援してもらえると思います」と変わらぬ支持を期待した。名古屋場所(7月8日初日・ドルフィンズアリーナ)は東前頭2枚目に番付を上げ、勝ち越せば三役復帰もあり得る地位。
比嘉も婚約後の昨年8月にツアー3勝目。「彼女はすごい世界にいる。自分も頑張らないといけない」と勢も尊敬する活躍で今季は現在賞金ランク3位と好調を維持している。関係者によると結婚後も現役を続ける意向だという。一方で将来的に勢が引退して部屋を持てば、「おかみさんになるのは自然の流れ」(同関係者)と親方となった夫を支える可能性もある。
身を固めることになった勢は、「ここからスタート。うれしい気持ちはあるけど、こらから大変だという気持ちのほうが強い」と引き締めていた。