畑岡奈紗が帰国、「母がサポートしてくれることは大きい」一問一答


アメリカツアー初優勝を飾り帰国した畑岡奈紗は花束を手に笑顔を見せた

アメリカツアー初優勝を飾り帰国した畑岡奈紗は花束を手に笑顔を見せた

 米ツアー参戦2年目で、6月のアーカンソー選手権で日本人最年少で初優勝した畑岡奈紗(19)=森ビル=が10日、成田空港着の航空機で一時帰国した。メジャーの全米女子プロ選手権でもプレーオフの末、2位と健闘した。会見での主な質疑応答は以下の通り。

 ―去年と比べて変えた部分はあるか?

 「試合が続くと、いい時悪い時があるけど、その差があまりなくなった。悪くてもイーブンで抑えたり、できるようになった。キャディーさんも近くで見てくれているので、ボールをやみくもにたくさん打つとかはなくなった」

 ―お母さん(博美さん)が帯同している。

 「母がサポートしてくれることは大きい。朝、夕は母が作ってくれる。お米を食べられるのがまずひとつ。あとは食材があまりそろえられないので、ササミとか。私がトマトスープが好きなので、トマトジュースから作ってくれます」

 ―平均飛距離も伸びた。

 「去年は左右に曲がりまくっていた。本来の数字ではなかった。2015年10、11月頃が一番飛んでいたが、その時から2、3ヤードは飛んでいる」

 ―パッティング、アプローチも慣れて上達した。

 「月曜、火曜の練習日にはグリーン周りの芝に慣れること、グリーンのスピードを合わせることをやっている」

 ―体力面は?

 「今年の方が、より重いものというよりは体幹を鍛えている。調子が悪い時はブレも大きいけど、調子が良くなるとブレも少なくなっている」

 ―最終日に伸ばせていることにつながっている?

 「それもある。4日間大会が多いので、体力がないと集中も切れる。体力面も大事。プレーも思い切って攻めていくことができている。ショットの調子がいい状態が続いているので、自信を持ってプレーできている」

 ―今季はキャディーにデイナ・ドリュー氏を起用する。

 「デイナも40年以上キャディーをやっていて、米国のコースもすごく詳しい。いろんな条件も経験しているので、私が今まで経験していない部分も聞いたりできるので参考になる。助かっている」

 ―今までの帰国時とは違う気持ちは?

 「これだけたくさんの方が集まってくれているというのは、到着する前から聞いていたのでドキドキはした」

 ―2か月ぶりの帰国で日本でしたいことは?

 「シーズン中ですぐ、スコットランドで次の試合があるので、なかなか休むことはできないと思うけど、友達に会ったり、親戚に会ったりしたい」

 ―今季、賞金ランクも2位にいる。

 「賞金女王は取りたい気持ちはあるが、1位のアリヤ(・ジュタヌガーン)とはかなり差があるので、自分のペースでやるのが大事。賞金ランクよりも世界ランク(現在13位)が今は大事なのかな。ここまでくるとなかなか上げにくいが、メジャーで成績を残して、トップ10を目指したい」

 ―次のメジャー、全英リコー女子オープンに向けては。

 「今までに経験したことないコースなのでなかなか想像しにくいけど、まずはしっかり予選を通過したい」

 ―日本ツアーで同世代が頑張っているが。

 「時差があって、オンタイムでは見られないが、(勝)みなみちゃんもコンスタントにトップ10に入っていたり、(新垣)比菜ちゃんもそう。同世代が頑張っているので、私も頑張りたい」

最新のカテゴリー記事