松山、130ヤードをイーグル!大会連覇へ16番「モンスター」退治


 ◆米男子プロゴルフツアー 世界選手権シリーズ ブリヂストン招待第1日(2日、米オハイオ州ファイアストーンCC)

 昨年大会優勝の松山英樹(26)=LEXUS=は1イーグル、3バーディー、2ボギーの3アンダー、67で回り、首位と5打差の21位スタートとなった。8アンダーのイアン・ポールター(42)=英国=が首位。2013年の今大会以来、5年ぶりのツアー優勝を目指すタイガー・ウッズ(42)=米国=は4アンダーで14位につけた。時松隆光(24)=筑紫ケ丘GC=は2アンダーで27位。小平智(28)=Admiral=と市原弘大(36)=フリー=は3オーバーで、出場71人中65位と出遅れた。今大会は予選落ちなしで争われる。

 「モンスター」と呼ばれる米国屈指の名物ホールを日本の“怪物”が制した。16番、667ヤードのパー5。松山は第1打を右の林に打ち込んだが、第2打はアイアンでスライスをかけてフェアウェーに戻した。真骨頂は残り130ヤードの第3打。ピッチングウェッジで放たれたボールはピン奥に着地すると、バックスピンで戻りカップインした。同組のメジャー4勝のローリー・マキロイ(29)=英国=はハイタッチで祝福した。

 「イメージ通りに打てたが、入るとは思わなかった。ラッキーだった」。10番からスタートした松山は11番でボギーを先行させたが、16番の“モンスター退治”で流れを引き寄せた。1番パー4では第1打を2メートルにつけ、5番パー3はグリーン右からチップインバーディー。6番パー4は低い弾道の第2打でグリーンを捉えてスコアを伸ばし、「去年も何回か同じ所から打っているので慣れていた」と、前年覇者は貫禄を漂わせた。

 昨年大会は4位から出た最終日に61の猛チャージで見事な逆転勝利を飾った。しかし、今年に入ってからは1月の4位が最高で、その後は1桁順位もない。「久々にいいスタートが切れたので、続けられるように頑張りたい」と、浮かれずに話した。

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