米男子プロゴルフツアーのメジャー最終戦、全米プロ選手権は米ミズーリ州ベルリーブCC(7316ヤード、パー70)で9日、開幕する。ともに大会初出場となる日本ツアー通算3勝の時松隆光(24)=筑紫ケ丘GC=と、同1勝の今平周吾(25)=レオパレスリゾートグアム=が開幕前日の8日、シニアの井戸木鴻樹(56)を手本にプレーすることで意見が一致した。
松、今平は池田勇太(32)と3人での練習ラウンドでコースを確かめた。
井戸木は13年、身長167センチと小柄ながら、フェアキープを武器に、当コースで行われた全米プロシニア選手権で、レギュラー及びシニアを通じて日本男子初となるメジャー制覇を達成した。約2年前にテレビ番組で共演したことがあるという168センチの時松は「井戸木さんは全然曲がらない。ゴルフスタイルをまねしたい。7ウッドがすげーうまいな」と参考にしたい考えだ。
165センチの今平も昨年末の3ツアーズ選手権(男子、女子、シニアツアーが争う大会)の前夜祭で、井戸木とあいさつを交わしたそうで「日本人でも攻略できる。そういうやりやすさはある。(優勝は)すごいですよね」と感心した。両若手ともにパワーよりも正確性で勝負するタイプだけに、井戸木が成し遂げた偉業に興味津々だった。