「4番サード、原」シニアゴルフ2日目は前半46で最下位転落


巨人・原辰徳前監督は1番パー4の第1打でバックスクリーン直撃ホームラン級の豪打を放ったが、その後は大苦戦

巨人・原辰徳前監督は1番パー4の第1打でバックスクリーン直撃ホームラン級の豪打を放ったが、その後は大苦戦

 ◆男子プロゴルフシニアツアーファンケルクラシック 第2日(18日、静岡・裾野CC=7009ヤード、パー72)

 アマチュア枠で大会に初出場したプロ野球・巨人の原辰徳前監督(60)=ファンケル=は前半9ホールを6ボギー、2ダブルボギーの46と大苦戦し、通算16オーバーとして、出場75人中、初日の68位から最下位に転落した。

 第1日を6オーバー、78で68位スタートの若大将はこの日も1番パー4で「4番サード、原!」のアナウンスと「ホームラン、頼むぞ」というファンの声援を受けてティーオフ。第1打は270ヤード先のフェアウェーをキープした。ファンの期待通りバックスクリーン直撃ホームラン級の快打を披露したが、その後は凡打を連発。第2打をグリーン右に外し、ボギーをたたくと、2番は第1打を左がけ下に落としてダブルボギー。3番から5番まで連続ボギーをたたいた。6番でようやく初めてパーセーブしたが、7番でダブルボギーをたたき、8番、9番でもボギーを重ねた。前半9ホールで10オーバーの46と大きくスコアを落とした。

 ただ、原さんへの期待と注目は大きさは変わらない。裾野CC周辺は第1日に続き、若大将お目当ての「辰徳渋滞」が発生。コース手前の約3キロから車が列をなした。優勝争いをする最終組と同等の大ギャラリーが原さんの組に集結。起伏のあるコースを若大将とともに大汗を流しながら応援した。「原さん、頑張れ!」の声が上がると「ありがとう」と爽やかな笑顔でこたえた。スコアは崩れてもファンを大切にするというプロ意識は崩さなかった。

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