◆女子プロゴルフツアー CATレディース最終日(19日、神奈川・大箱根CC=6704ヤード、パー73)
2度目の挑戦となった7月末のプロテストに合格したばかりの20歳・大里桃子がツアー初優勝した。3バーディー、3ボギーの73で回り、通算10アンダーで逃げ切った。日本女子プロゴルフ協会によると、プロテストに合格した同一年のツアーで初優勝を飾ったのは史上初めて(1988年のツアー制施行後)という。勝みなみらを擁する黄金世代で、1年遅れでプロに入会した逸材が花開いた。
72で8アンダーの森田遥が2打差の2位に入った。飯島茜、菊地絵理香、アン・ソンジュ(韓国)が7アンダーの3位で終えた。香妻琴乃ら5人が6アンダーの6位。3連覇が掛かっていた元賞金女王のイ・ボミ(韓国)は71で、2アンダーの26位だった。
大里の話「実感がない。出だし(1番)でバーディーを取れたけど、なかなか伸ばせずに落としてしまい、苦しかった。最後(18番)バーディーを取って優勝することができて、大変いい思い出になりました。まだまだ下手くそ。まさかこんなに早く優勝するなんて思わなかった」
◆大里 桃子(おおさと・ももこ)1998年8月10日、熊本・玉名郡生まれ。8歳からゴルフを始める。熊本国府高出身。昨年のプロテストは1打足りず不合格。今季はQTランク16位、リランキング24位の資格で出場していたが、来年いっぱいの出場権を獲得。今年7月のプロテストに3位で合格。キャディーは父の充さん(52)。ドライバーの平均飛距離は250ヤード。170センチ、60キロ。