◆報知新聞社後援 PGAジュニアゴルフ選手権 太平洋クラブカップ第1日(21日、栃木・太平洋クラブ益子PGAコース)
全国8地区から選抜された中学、高校生の男女各8人、計16人がチームを組んでプレー。関西地区の山下美夢有(みゆう、大阪桐蔭高2年)は春夏連覇を達成した野球部に刺激を受けて活躍。22日の関東地区との決勝戦へ気持ちを高めた。
気が気じゃなかった。山下がホールアウトしたころ、甲子園では大阪桐蔭の打線が爆発していた。「プレー中も気になっていたんです」とスマホの動画中継に見入った。甲子園メンバーの宮本涼太は同じクラスで「お互いに頑張ろう」と励まし合ってきた。その言葉通りに躍動した。
西岡利佳子(ルネサンス大阪高2年)とペアを組み、1、2回戦と勝利。「楽しかったです。2人で話し合い、助け合いながらプレーできました」と笑顔をみせた。「得意なのはアイアン」という通り、正確なショットを披露。ほぼ毎日行う練習では300球近くを打ち込み、週末は学校付近のコースを回る。目標の選手は「小技がうまい」という理由で米国のジョーダン・スピースを挙げる。
宮本は春夏連覇を達成。今度は自分の番だ。「とても刺激になります。最終日は自分のプレーができるように頑張ります」と全国制覇を誓った。
◆競技方法 各地区(男女8人ずつ)を8ペアに分け、2人対2人が9ホール(21日)、または18ホール(22日)をスクランブル方式(2人がともにティーショットを打ち、第2打以降はどちらかのボールを選択し打つ)のホールマッチで対戦。勝ちホールに3ポイント(P)、負けは0Pで、引き分けは双方1P。8ペアの合計PがチームPとなり、P数の多かったチームの勝利。