【ドラコン王南出仁寛プロの飛ばし屋への道】<3>ー肩甲骨周辺の筋肉を柔軟に 簡単ストレッチ法 スタート前にしっかり


 ゴルフ場に着くのはスタート30分前、ウエアに着替えて少しだけパッティング練習をしていきなりティーショット。そんなゴルファーも多いのではないでしょうか。
 加齢とともに体の柔軟性は衰えるもの。特に肩甲骨周辺の柔軟性がなくなると飛ばなくなってきます。だからこそ、スタート前のウオーミングアップが大切。肩甲骨周辺の筋肉をしっかりとケアすれば、飛距離はまだまだ伸びる可能性があります。そこで今回は、肩甲骨周辺の筋肉の柔軟性を高めることができる簡単ストレッチを紹介しましょう。

 

ドライバーのグリップとヘッドの付け根を握り、体の正面で構える

ドライバーのグリップとヘッドの付け根を握り、体の正面で構える

頭の上を通して、体の後ろ側に移動させると肩甲骨が左右に寄るのが分かる

頭の上を通して、体の後ろ側に移動させると肩甲骨が左右に寄るのが分かる

 まずはドライバーのグリップとヘッドの付け根部分を体の前側で握ります。腕を伸ばしたまま両手を離さずに持ち上げていき、頭の上を通して体の後ろへ動かします。最初はかなりきついと思いますが、これを5~10セット続けると胸の筋肉が開いて、左右の肩甲骨が内側にギュッと寄るのが分かりますね。これで肩甲骨のストレッチは完成です。慣れれば、ドライバーからフェアウエーウッド、そしてアイアンと、だんだんクラブを短くするとさらに効果的です。
 ここで大切なのは決して無理をしないこと。限界を超えてしまうと肩を痛めてしまうこともあるので要注意。飛ばすために良かれとやったストレッチで体を痛めては元も子もないので、痛みが出る前にやめるようにしてください。

 

 肩甲骨の柔軟を高めて飛距離アップ! 練習場やスタートホールのティーグラウンドでも手軽にできるので、ぜひ試してみてください。(次回は飛ばすための正しいアドレスです)

 

南出仁寛(みなみで・きみひろ)1978年年1月6日、大阪府生まれ。40歳。漫才師のオール巨人の長男。ドラコンプロであり、PGAティーチングプロ。キャロウェイゴルフスタッフプレーヤー。06、08年と10から17年まで8年連続でドラコン日本選手権で優勝。13年の世界大会では432ヤードの日本記録を更新し、アジア人初の世界大会10位に入賞した。サンテレビ「マダムシンコのゴル友!」(毎週月曜・後11時)に出演中。プライベートレッスン随時受付。詳しくは「南出仁寛」で検索。