◆女子プロゴルフツアー ニトリレディス 第2日(24日、北海道・小樽CC=6628ヤード、パー72)
1打差2位からスタートした青木瀬令奈(25)=三和シヤッター工業=が6バーディー、2ボギーの68で回り、通算8アンダーとして単独首位に立った。石狩湾に接し、日本有数のリンクスと呼ばれる小樽CCはツアー屈指の難コース。さらに台風の影響で風雨が強まる中、2日連続で68の好スコアをマークした。その一方、チャンスホールの10番パー5だけは2日連続でボギー。「明日(25日)は塩でもまこうかな」と冗談交じりに話した。
1打差2位は有村智恵(30)=日本HP=。2打差3位から出て6バーディー、1ダブルボギーの68で回り、通算7アンダーに伸ばした。50ヤード前後のショットをピンに絡めてバーディーを量産。「歩測をしないことを徹底しています。目測でパッと見て打つ。感性の方が大事です」。7月のサマンサタバサレディースで6年ぶりの復活優勝を果たした実力者は好調の秘訣(ひけつ)を明かした。
首位スタートの三ケ島かな(22)=ランテック=は10番スタートの前半は苦戦してスコアを2つ落としたが、後半は3バーディー、ボギーなしの33と巻き返し、首位と2打差の3位と踏ん張った。第1日の8番では池に入ったボールがはねて“水切りショット”に成功。「漫画みたい」というスーパープレーを披露したミラクルガールはこの日も劇的バーディーを奪取。5番パー4ではカップに背中を向けるほど左に大きく曲がる下りの10メートルのパットをねじ込んだ。念願の初優勝に向けて「気がついたら勝っていた、というくらいプレーに集中したい」と表情を引き締めて話した。
尾崎将司(71)の指導を受け、急成長中の美人プロ原英莉花(19)=フリー=が首位と5打差の11位と健闘。金田久美子(29)=スタンレー電気=は9番パー5で「6」を「5」とスコア誤記して失格した。