復帰の鈴木愛は20位発進 「初日にしてはいいスコア」


5番でティーショットを放つ鈴木愛

5番でティーショットを放つ鈴木愛

  ◆女子プロゴルフツアーメジャー第2戦 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯第1日(6日、富山・小杉CC=6605ヤード、パー72)

 右手首痛から9戦ぶりに復帰した賞金ランク首位の鈴木愛(24)=セールスフォース=が、4バーディー、2ボギーの2アンダーで首位と3打差の20位につけた。「スタート前は大たたきするのも頭に入れていたけど、ショートゲームがよくて、初日にしてはいいスコアで回れた」とホッとした表情を見せた。

 前半17番では4メートル、18番では6メートルを決め、連続バーディーを奪うなど、得意のパットは健在だった。一方でけがの影響で、練習量をセーブしていたため「18ホールってこんなにきつかったっけ。足の裏も痛くて、長かった」と苦笑いしたが、「(手首の)痛みはもうない」と安心させた。

 優勝争いが見える好位置につけるも「毎日2アンダーで回れたら今の実力ではいいスコア」と冷静に語った。今季はシーズン序盤に4勝を挙げ、賞金ランクを独走していたが、7月の離脱前にあった2位との賞金差は、約3434万円から約994万円に接近。2年連続賞金女王に向けて、14、16年の過去2勝と相性のいいメジャーで、女王がギアを上げていく。

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