◆女子プロゴルフツアーNOBUTAグループマスターズGCレディース 第2日(19日、兵庫・マスターズGC=6528ヤード、パー72)
56位からスタートしたアマチュアの安田祐香(17)=兵庫・滝川二高3年=が2バーディー、2ボギーの72で回り、通算イーブンパーの59位。50位タイまでの予選通過ラインに2打及ばず、アマとしてはツアー新記録となる11試合連続予選通過を逃した。昨年7月の大東建託・いい部屋ネットレディスで初めてプロツアーに出場して以来、全10試合で決勝ラウンドに進出。今年7月の大東建託・いい部屋ネットレディスでは3位になるなどの確かな実力と愛くるしい笑顔で注目度が急上昇中の17歳は、母校の滝川二高から約20キロの地元で行われた大会でプロツアー初の予選落ちを喫した。アマとしてのツアー連続予選通過は諸見里しのぶ、芳賀ゆきよと並ぶ10試合のタイ記録で止まった。
10番からスタートし、後半の7番パー3。第1打をグリーン右に外し、アプローチを1・5メートルに寄せたが、惜しくもカップに蹴られてボギー。事実上、予選落ちが決まった瞬間だった。「前半はいいプレーができたが、後半にミスが出ました。予選通過したかったので残念です」と安田は冷静に話した。
プロ顔負けの実力を持つ安田は、すでに気持ちもプロ並み。「もし、プロだったら、予選落ちすると賞金はありません。予選通過ラインぎりぎりでのプレーは上位争いとは違う緊張感があった。いい経験になりました」。来年、高校を卒業し、プロテストに臨む。「ティーショットの安定感と5メートルのパットの精度を上げたい」と前向きに話した。アマとしての新記録を逃した悔しさは、トッププロになって晴らすつもりだ。