弟・陣一朗の応援に駆け付けた香妻琴乃
◆男子プロゴルフツアー マイナビＡＢＣ選手権 第２日（２６日、兵庫・ＡＢＣＧＣ＝７２１７ヤード、パー７２）
３９位スタートの香妻陣一朗（２４）＝フリー＝が６バーディー、１ボギーの６７で回り、通算５アンダーで首位と６打差の１０位に急浮上した。美人女子プロの姉・琴乃（２６）＝サマンサタバサ＝が１８ホールを歩いて応援。姉に見守られて３試合ぶりに予選を通過した陣一朗は「姉ちゃんが来たからといって別に変わりありません」と素っ気ないが、姉が今年９月のマンシングウェアレディース東海クラシックで初優勝を飾ったことは励みになっている。「それはうれしかったです。両親がすごく喜んでいた。僕も優勝して喜ばせたいと思う」と照れながら話した。
中学時代まで、香妻きょうだいとともに横峯さくら（３２）の父・良郎さん（５８）が主宰する「めだかクラブ」で腕を磨いた出水田大二郎（２５）も予選ラウンドを同組でプレー。弟と幼なじみのプレーを見守った琴乃は「パットに悩んでいるので、大二郎と陣一朗のパットを見たかった。収穫はありました。陣一朗が予選を通って良かった。もし、落ちていたらもう来ませんでした。大二郎も６９を出したし」と笑顔を見せた。
２位から出た木下裕太（３２）＝フリー＝が６７で回り、通算１１アンダーで初めての首位に立った。１打差２位はオーストラリアのブレンダン・ジョーンズ（４３）＝キャロウェイゴルフ＝。
１０年前の今大会、最終日１８番でウォーターショットを決め、プロ初優勝を飾った石川遼（２７）＝カシオ＝は２日連続の７１で２８位と変わらず。
永久シード選手の尾崎将司（７１）＝セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ＝は５番ホール終了後、腰痛のため途中棄権した。今季６試合出場し途中棄権４回、予選落ち２回で決勝ラウンド進出は１度もない。第１日９４位と出遅れ、腰痛と風邪のため、この日も苦戦。５番を終了し、６オーバーだった。