住友ゴムグループのダンロップスポーツマーケティングは、ドライバーの設計をゼロから見直し、プロからアマチュアまで大きな飛びを体感できるNEW「スリクソン Zシリーズ」ドライバーを22日に新発売する。50歳を迎えたが、まだまだアスリートモデルにこだわる記者が今回、発売直前の同モデルを大阪・北区にある「ダンロップクラブハウス梅田店」で試打。その飛距離性能の進化を体感した。
◆データが証明!!初速&飛距離UP
今月22日に新発売されるNEW「スリクソン Zシリーズ」ドライバーは、従来の設計概念を一新した。「ZERO SRIXON(ゼロ・スリクソン)」をテーマに、飛距離性能とやさしさ、外観などを“ゼロ”から設計。これまでターゲットだったアスリートはもちろんのこと、スコアアップを目指すアベレージゴルファーまで幅広いゴルファーに対応している。
今回は、ダンロップクラブドクターの森川直英さん(30)の立ち会いのもと、前モデルの「Z565」と、圧倒的な飛距離性能とやさしさを実現した「Z585」ドライバーを打ち比べた。
まずは「Z565」のロフト角9・5度、「Miyazaki Kaula」シャフトのMizu5のフレックスSを試打した。5球の平均データを取ると、ボール初速58メートル/秒、飛距離216ヤード、弾道は少しスライス気味と、いつもと変わらない結果だった。
次に新発売の「Z585」(ロフト角9・5度)の標準装着シャフト「Miyazaki Mahana」のSを試した。平均値でボールスピードが2メートル/秒アップし、飛距離は227ヤードと11ヤードの伸びを記録。弾道も力強いフェードに変わった。
「ゼクシオテンに採用している高強度・軽比重のチタン素材のカップフェースがミソ。オフセンターヒット時でもそれほど飛距離が落ちません」と、森川さんが飛びの秘密を解説した。加えてクラウン部にスリクソンで初めて軽量カーボンを採用し同モデル史上最大の慣性モーメントを実現。やさしく飛ばせるスリクソンが完成したという。
「シャフトを選べばもっと飛びますよ」。計18種類ある「Miyazaki」シャフトから、森川さんの見立てで「Mizu5」のSにチェンジ。すると2球目で最大飛距離243ヤードを記録した。平均値ではボールスピード60・9メートル/秒、飛距離は235ヤードと前モデルに比べて19ヤードもアップ。左右のブレも少なくなり、球筋が安定している。「ゼクシオにも採用しているサウンドリブをクラウンに入れたことで、音にもこだわっています」と森川さん。カーボンクラウンとは思えない「バシッ」というアスリートライクな心地よい打球音だった。
飛距離、打ちやすさ、打球音などすべてが進化した「ZERO SRIXON」。50歳になっても、まだアスリートモデルのスリクソンを振れる。そんな楽しみを与えてくれるドライバーの登場に、思わず笑みがこぼれた。(三木勝彦)
◇「スリクソンZ585」ドライバー
ロフト角(度) 9.5/10.5
ライ角(度) 58
ヘッド体積(CC) 460
長さ(インチ) 45.25
バランス D2
重量(グラム) 302
価格 6万3000円(税別)
問い合わせ TEL0120・65・3045
◆ダンロップ直営店
【ダンロップクラブハウス梅田店】ダンロップのゴルフ用品のすべてがそろう直営店。ウッド、アイアンともに試打クラブのスペックも豊富に用意。また、フィッティングに定評があり、最新の計測機器「デジタルインパクト」を駆使し、森川さんをはじめ4人のクラブドクターが来訪者の最適クラブを提案してくれる。
【住所】大阪市北区角田町1の1東阪急ビル1F
【営業時間】午前10時~午後7時。日曜は定休。
【問い合わせ】TEL06・6364・8022