石川遼が10年前のミラクルショットを振り返る


18番グリーン脇のラフからピンそばに寄せるショットを放つ石川遼

18番グリーン脇のラフからピンそばに寄せるショットを放つ石川遼

 男子プロゴルフツアーのマイナビABC選手権は25日から4日間、兵庫・ABCCC(7217ヤード、パー72)で行われる。10年前、最終日18番でウォーターショットを決め、プロ初優勝を飾った石川遼(27)=カシオ=は24日、伝説のミラクルショットを振り返った。

 2008年11月2日。最終日の18番パー5。当時、まだ17歳ながら堂々の首位に立っていた石川は果敢に2オンにチャレンジ。惜しくもグリーン手前のビーチバンカーにつかまったが、第3打のウォーターショットをグリーンオンに成功。パーをセーブしてプロ初優勝をもぎ取った。

 「どういうイメージで打ったか覚えています。バンカーの目玉と変わらないという感覚ですね。ウォーターショットは怖いとかリスキーという印象はなかった」。石川はミラクルショットを独特の表現で振り返った。

 あれから、早くも10年。17歳の高校生プロは27歳の選手会長になった。「今回、同じ状況になっても同じ判断をすると思う」ときっぱり話す。

 先週のブリヂストンオープンは4位。上り調子で、思い出の大会に臨む。石川遼ならではのミラクル再現が期待される。

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