◇男子プロゴルフツアーダンロップ・フェニックス<プロアマ日>14日、宮崎・フェニックスCC=7027ヤード、パー71
ツアー歴代最多94勝の尾崎将司(71)=セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ=がコース入り。大勢の報道陣に囲まれながら自身の今季最終戦であることを明言し、来季以降の現役続行も示唆した。
午後4時前にコースに入り、ドライビングレンジで最終調整した。10月のマイナビABC選手権以来の今季7戦目を前に「風邪ひいて体調が悪かったせいもあるけど、いいゴルフができていない。(クラブの)シャフトを交換してきたよ。2年くらい前のやつに戻した。それくらいしか楽しみないのよ。オフが楽しみだな。どういう風に過ごすか。俺とすれば大切な時間。そりゃあ、いっぱいやることはあるよ。大きなテーマは体力アップ」と来季へ向けた構想を明かした。
来季はプロ50周年を迎える。「(地元で聖火ランナーを務めた1964年の)東京五輪に始まって、(2020年の)東京五輪で終わりかな、と前々から思っていたよ。(20年の)聖火ランナーやらせてもらおうかな? オファーはないけど」と、笑顔で冗談交じりに再来年への現役続行にも意欲を見せた。
約1年ぶりに松山英樹(26)とも練習場で再会した。松山からあいさつを受けると「(調子は)イマイチか? そういう時もあるよ」と温かい言葉を返していた。ジャンボが帰り際に、石川遼(27)のドライバーショットを約5分間見守る場面も。「よく無かった時に比べて、振れるようになってきました」という石川の言葉にうなずいていた。