LPGAの小林浩美会長が新シーズン開幕を前に放映権問題について選手に説明


LPGAの小林浩美会長

LPGAの小林浩美会長

 日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は3日、那覇市内で63選手が出席して約2時間の新規則講習を開催した。その後、小林浩美会長(56)は居残った約40選手に対して約30分間にわたり、放映権の帰属を巡って昨夏以降、テレビ局と対立してきた経緯や現状について説明した。

 7日の新シーズン開幕を前に、小林会長はツアーの主役である選手たちに放映権問題やネット配信の現状などを報告した。「良い感じで聞いて頂けました。(今季)39試合も頂いて、こんなにありがたい環境はない。女子ゴルフブームが続くように、頑張っていかないといけない」と今後に向けた意気込みも口にした。

 今年、選手会長にあたるプレーヤーズ委員会委員長に就任した日本ツアー通算14勝の有村智恵(31)=日本HP=も出席。「LPGAの皆さんが、女子ゴルフ界のことを考えて下さっていることが確認できました。LPGAとこれからしっかり話し合って、もっと感謝の気持ちを伝えて行けたら」と理解を示した。「選手の意見の違いもあるので、うまく調和を取りながらやっていけたら。これからのツアーの発展を考えると、若い子達の意見を取り入れていきたい」とプレーヤーズ委員長としての考えも語った。

 一方、今年1月から施行された新規則について有村は「あまりにも多いので、ルールブックを持ち歩きながら、選手同士で注意し合いながらやっていきたいですね」と苦笑いで話していた。

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