米男子プロゴルフツアーの世界選手権シリーズ、デルテクノロジーズ・マッチプレーは27日(日本時間同日夜)から5日間、米テキサス州オースティンCC(7108ヤード、パー71)で開かれる。6年連続出場で松山英樹(27)=LEXUS=は26日、18ホールの練習ラウンドを行った。
64選手が16組に分かれ、各組最上位が決勝トーナメントに進出する1次リーグで、16年全米オープン覇者のダスティン・ジョンソン(米国)と同じ1組に入った。この日の練習ラウンド終盤に、後ろの組で回っていたジョンソンが偶然、同じ組に乱入してくる場面も。「調子よさそうですね」と、松山は世界ランク1位の飛ばし屋のプレーを冷静に見つめた。
世界ランク25位の日本の怪物は、27日の1次リーグ初戦で世界ランク42位のブランデン・グレース(南アフリカ)、28日の2戦目に同57位のチェズ・リービー(米国)、29日の最終戦で一昨年大会王者でもあるジョンソンと対戦する。「自分のゴルフがどこまでできるか。(重圧のかかるマッチプレーで)最終日、最終組の雰囲気を味わいながらやりたい」と熱い思いを胸に秘める。4月の海外メジャー初戦、マスターズ(11日開幕・米ジョージア州オーガスタナショナルGC)前最後の実戦の舞台で、日本男子初のメジャー制覇に向けたきっかけをつかむ。