積極性の畑岡奈紗、冷静さの安田祐香…ジョーンズHC語る


父・光祐さん、母・美香さんと一緒に記念撮影(WAAP提供)

父・光祐さん、母・美香さんと一緒に記念撮影(WAAP提供)

 ◆女子ゴルフ アジア太平洋 女子アマ選手権最終日(28日、茨城・ザ・ロイヤルGC)

 首位から出た安田祐香(18)=大手前大1年=が7バーディー、ボギーなしの65をマーク。通算11アンダーで2位に8打差をつけ圧勝した。日本人アマとして史上初となるエビアン選手権(7月・フランス・エビアンリゾートGC)とAIG全英女子オープン(8月・ウォバーンGC)のメジャー2大会の出場権を獲得。来年のオーガスタナショナル女子アマ出場権も得たが、11月に日本のプロテスト受験を明言し、合格すれば辞退となる。

 日本代表で安田らを指導するNTのガース・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は、NT出身で米ツアー3勝の畑岡奈紗(20)と安田の強さの理由を語った。「畑岡が積極性のあるゴルフをするのに対し祐香は冷静」と対照的なタイプだが、2人には「ゴルフコースに対する準備にたけている」共通点がある。

 安田は24日の練習ラウンドで同じ位置からのショットを何度も放っていた。「畑岡も祐香も大会前の下調べでヤーデージ(ピンまでの残り距離)を非常に細かくつけているよ」と、質の高い準備に太鼓判を押した。ただ、安田については「体に対する準備をもっとしないといけない。畑岡みたいにね」と注文も。今大会は腰痛に苦しんだが「冷静な判断力で勝利をつかんだ。畑岡と同じで学習能力の高い選手だから、もっと強くなる」と期待を込めた。

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