美人プロ松田鈴英、令和は私の時代だ 一時首位と1打差に肉薄「いいゴルフができた」


18番グリーンでラインを読む松田鈴英。通算4アンダー11位で大会を終えた(カメラ・今西 淳)

18番グリーンでラインを読む松田鈴英。通算4アンダー11位で大会を終えた(カメラ・今西 淳)

 ◆フジサンケイレディース最終日(28日・静岡県川奈ホテルGC富士)

 19位から出た松田鈴英(れい、21)=ニトリ=が6バーディー、2ボギーの67で回り、通算4アンダーで11位。平成最終戦で好プレーを見せ、新元号となる令和に向けて「松田鈴英の時代にしたい」と意欲的に話した。韓国の申ジエ(31)=スリーボンド=がパー71のツアー記録&大会コース記録の63をマーク。7打差の大逆転で今季2勝目、通算23勝目を挙げた。

 松田が一時、ツアー初Vに迫った。同組の申とともに14番まで5つスコアを伸ばし首位と1打差に肉薄。しかし終盤に伸び悩み、申と4打差の11位にとどまった。「ジエさんは本当にすごい。でも、自分としてもいいゴルフができた」と納得の表情。来週からは元号が令和になる。「名前が『れい』なので親近感があります。令和は松田鈴英の時代にしたい」と意気込んだ。

 10歳からゴルフを始め、滋賀・彦根南中では陸上部。2年先輩に100メートル日本記録保持者の桐生祥秀(23)=日本生命=がいた。3年時に福井工大福井中へ転校したが、桐生とは1年間チームメートだった。「ゴルフの練習で部活に出られないことが多かったので、桐生さんと話したことはほとんどないですが、すごく速かったことはよく覚えている。お互い頑張っていければうれしい」。東京五輪強化指定選手に選ばれており、一緒に五輪に出場するチャンスは十分。桐生先輩のように超スピードで令和を駆け抜ける。(竹内 達朗)

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