◆報知新聞社後援 女子プロゴルフツアー今季メジャー第1戦・ワールドレディスサロンパスカップ最終日(12日、茨城・茨城GC東C=6560ヤード、パー72)
最終組がハーフターンし、20歳の渋野日向子が、ペ・ソンウとの激しいつばぜり合いを演じる4バーディー、2ボギーの通算13アンダーで単独首位に躍り出た。初日から首位をキープしていたペ・ソンウは2バーディー、1ボギーの1差2位に後退。アマチュアで唯一出場している吉田優利は1ボギーの通算6アンダー3位で折り返した。
初日の11位発進から急浮上した渋野は、1番から出て、左ラフからグリーン左のバンカーに入れるボギー発進に。それでも強気にピンを攻めに攻めた。2番はグリーン下3メートルから、5番は左からの10メートル、8番ではギャラリーに手を振って笑顔を振りまいて臨んだ5メートルのパッティングをズバリと沈めて首位交代を決めた。9番でも強気のパッティングで4つ目のバーディーを奪取。史上13人目となるメジャーでのツアー初Vへ好調を見せつけた。
ペ・ソンウは3番でのバーディーなど安定のゴルフをしていたが、7番で第2打をグリーン左下奥のラフに入れてボギーに。9番では渋野の前にバーディーを決めてスコアでは追いついたが、直後に再び渋野に離された。
昨季日本女子アマ、日本ジュニアの2冠の吉田は1番のボギー発進から8連続パーで折り返した。アマでメジャーVを果たせば16年日本女子オープンの畑岡奈紗以来となる。