17年ぶりに奈良で男子ツアー開催 地元出身・藤本佳則は腰痛抱えながらも「成績出さないとダメ」


グリーン脇からアプローチショットの練習をする藤本佳則

グリーン脇からアプローチショットの練習をする藤本佳則

 男子プロゴルフツアーの関西オープン(報知新聞社後援)は23日から4日間、奈良・KOMAカントリークラブ(7043ヤード、パー72)で開催される。指定練習日だった22日は、多くの選手がコースで汗を流した。

 奈良県内での男子プロツアーが開催されるのは2002年以来、17年ぶり。前回も同コースで日本プロゴルフ選手権が開催された。奈良・大和郡山市出身の藤本佳則(29)=国際スポーツ振興協会=は「奈良でツアーが開催されるのはうれしいこと。このコースを回るのは初めて。グリーンが大きくて難しいけど、それなりにスコアは出るんじゃないかな」と話した。

 今月の中日クラウンズでは腰を痛めて途中棄権した。その影響もあって、2週前のアジアパシフィックオープン・ダイヤモンドカップでは予選落ち。試合のなかった先週は治療に専念したという。関西を中心に様々な治療院に通い、電気や鍼などを施されたが「いろいろ回ったけど、良い方法は見つからなかった。肩(の痛み)とかならだいたい分かるけど、腰は初めてなので分からない」と振り返った。

 今週については「完璧に治したいので、ちょっとでも違和感があったら止める可能性もある。そうならないようにケアしたい」と慎重な姿勢を見せつつも、この日は久しぶりに18ホールを“完走”。状態は良くなっており「難しい部分もあるけど、成績も出さないとダメ。痛みなくゴルフできたら」と地元での試合へ気合を入れた。

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