◆男子プロゴルフツアー・メジャー第1戦 日本ツアー選手権森ビル杯第3日(8日、茨城・宍戸ヒルズCC=7387ヤード、パー71)
第3ラウンドが終了した。首位から出た堀川未来夢(みくむ)は1イーグル、3バーディー、2ボギーの68で通算12アンダーに伸ばし、2位に3打差をつけて初優勝に王手を掛けた。完全優勝なら、今大会では15年の梁津万(中国)以来、4年ぶりとなる。
17番パー4で193ヤードからの6アイアンの第2打をカップインさせ、イーグルを奪った堀川は「狙った通りのいいショットでした。自分の中では『つけ!』という感じだった。一番の鬼門だと思っていたので優勝争いしている中で取れたのは良かった」と笑顔で振り返った。
9アンダー、2位にガン・チャルングン(タイ)が続いた。今平周吾は5バーディー、2ボギーの69で8アンダーの3位。最終18番で痛恨のダブルボギーとした星野陸也は3日連続の69で6アンダーの4位につけている。同じく4位には、池村寛世、ジャズ・ジェーンワタナノンド(タイ)が並んだ。
56位から出た石川遼は、3バーディー、ボギーなしの68で回り通算イーブンパーの31位に順位を上げた。この日、26ホールをプレーした石川は「(午前)2時半に起きてトレーニングして、予選に落ちたら朝9時半くらいに家に帰って違うコースにラウンドしに行こうとも考えていた。でも、このコースでラウンドすることができて手応えのあるものになった」と明るい表情で語った。ドライバーが好調で「これからがすごく楽しみ」と強調した。