畑岡奈紗、次週メジャーへ1差2位「安定したプレーができた」


 ◆米女子プロゴルフツアー メイヤー・クラシック最終日(16日、米ミシガン州ブライズフィールドCC)

 首位と6打差の9位から出た畑岡奈紗(20)=森ビル=は1イーグル、6バーディー、1ボギーの65をマークし、通算20アンダーで1打差の2位に食い込んだ。次週のメジャー、全米女子プロ選手権(20日開幕)に向けて調子は上向き。第1ラウンドから首位のブルック・ヘンダーソン(21)=カナダ=が70で逃げ切って今季2勝目、カナダ勢史上最多の通算9勝目を挙げた。横峯さくら(33)=エプソン=は通算12アンダーで16位。

 日本のエース畑岡は最後まで攻めた。パー5の18番。8メートル超のイーグルパットをねじ込み、この日、最少の65で通算20アンダーに到達。ヘンダーソンに1打及ばず、2位だったが「一番いいスコアで上がれたので良かった」と前向きに話した。

 猛チャージの原動力はショットだ。迷いのない状況で集中力を高め、全18ホールでパーオンした。4日間でも84・7%と随一の高い確率でグリーンを捉え「安定したプレーができた」と手応えを口にする。

 次週はメジャーの全米女子プロ。昨年はプレーオフで惜敗の2位と大健闘した。1977年全米女子プロの樋口久子以来、日本勢2人目のレギュラー世界メジャー制覇の期待が高まる。ただ、今季ここまでのメジャー2戦は、その前週に優勝、2位と好成績を収めながら、ANAインスピレーションは39位、全米女子オープンは予選落ちに終わった。「いつも通りの準備をしたい」。栄冠は手が届くところにある20歳は静かに闘志をみなぎらせた。

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