2020年東京五輪のゴルフ日本代表の女子担当コーチを、1998年の賞金女王でツアー通算18勝の服部道子氏(50)が務めることが17日、関係者の話で分かった。日本ゴルフ協会(JGA)の五輪競技対策本部が26日に開く強化委員会を経て正式に決定する。
服部氏は84年に日本女子アマ選手権を当時史上最年少の15歳9か月で制覇した。91年にプロテストに合格すると、98年には5勝を挙げるなど活躍した。13年以降は大会には出場せず、テレビ解説などの仕事をしている。
16年リオ五輪は丸山茂樹ヘッドコーチ(HC)が男女とも担当。東京五輪では丸山HCは留任し、女子のコーチを新たに置くことになっていた。JGAは17年に現役を引退した宮里藍さんに就任を要請したが、昨年に断られていた。さらに、リオ五輪出場経験のある通算18勝の大山志保にも打診していたが、今年に入り断られていたことが判明。混迷を極めていたコーチ人事がようやく決着した。