渋野日向子を五輪代表コーチの服部道子氏が初チェック…17日にツアー視察


服部道子コーチ

服部道子コーチ

 「AIG全英女子オープン」で日本女子42年ぶりのメジャー制覇を果たした渋野日向子(20)=RSK山陽放送=が出場する女子プロゴルフツアーの「NEC軽井沢72」は16日から3日間、長野・軽井沢72G北C(6705ヤード、パー72)で行われる。大会の第2日(17日)には、20年東京五輪ゴルフ日本代表女子コーチの服部道子氏(50)が視察に訪れることが分かった。

 東京五輪ゴルフ日本代表女子コーチの服部氏が、渋野の初チェックを行うことになった。通算18勝で6月下旬に就任した服部氏が試合会場に出向くのは3度目で、渋野が五輪出場圏内に浮上後では初めて。大ブレイク中の“スマイル・シンデレラ”と初接触することになりそうだ。

 全英のテレビ解説を務めていた服部氏は渋野を高く評価しており、関係者によれば主に次の3点だという。〈1〉カップに届かないことが少ない強気なパッティング〈2〉バウンスバック率(ボギー以下ホールの直後で、バーディー以上のスコアをマークする率)の高さ〈3〉後半9ホールでの強さ。いずれもメジャー初出場初優勝につながった部分であり、金メダル獲得に向けて重要な要素となる。

 服部氏は「選手がやりやすいように力になりたい」と就任時から語っており、多くの候補選手と対話しながら理解を深めていく方針だ。今回の視察には「(選手の)特徴を見る」(同関係者)狙いがあるという。前週から日本勢2番手の世界ランク14位と五輪出場圏内入りを果たした渋野は6日の帰国時に「自国開催なので金メダルを取りたい」と公言している。新コーチの“御前試合”でどんなプレーを披露するのか、目が離せない。

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